どうも佐々木です。
朝起きてZipを見ていたら「キャノン砲で眼球破裂」とのニュースが耳に入った。どうやら昨年のましゃロスの張本人・福山雅治さんのライブ中に起きた事件のようだ。
10年近くPTをしていたが「眼球破裂」って言葉を聞いたのは今回が初めてだった。
破裂って、、、。え?まじ?
調べずにはいられなくなったので眼球破裂の症状や原因となる事象や後遺症について探ってみた。
眼球破裂とはどんな病気?
眼球破裂と聞いたあなたは色々な想像をしたのではないだろうか?
ブシュー!と何かが飛び出たり、グシャー!っと目が潰れたり、、、。
実際のところはそうではない。(そうでもあるのだが、、。)
眼球は何層かの膜で構成されており、強い外力が目に加わることでその膜が破れてしまう病気のことを「眼球破裂」というらしい。外傷により起こる破裂なので正式名称は外傷性眼球破裂となる。英語名を調べたところ「Scleral Rupture」との文献も発見した。
主な症状はあなたも経験あるかもしれません
主症状は充血(目が赤くなる)、急激な視力低下(見えづらくなる)、浮腫(むくみ)、眼痛(痛み)などである。
彼女の顔面パンチや錦織圭のエアケイが目にクリーンヒットした経験をお持ちのあなたなら何となく想像ができるはずだ。僕も幼稚園の運動会の朝に友人の頭突きが左目にHitして篩骨骨折(目の骨の骨折)をした時のことを思い出した。僕の場合は破裂こそしなかったが、受傷直後は本当に「目が〜〜目が〜〜〜見えない〜」と言って周りを手探りで這いつくばっていた。。。その後は脳震盪の影響で意識を失った。(実話です)
話を戻すと、目の角膜や強膜が破れることによる炎症反応や視神経の興奮などにより上記の症状に加えて、反対側の正常な目にも影響が出ることもあるらしい。破れていることで目の内容物が出てしまうこともあるようで、緊急手術の対象となる極めて重篤な怪我といえよう。内容物って、、、。えぐいな。
症状が分かりやすい画像
結構エグいかもしれないので、見たい人はどうぞ。
後遺症や失明リスクの可能性が極めて高い
眼球が破裂してしまうと、様々なリスクが付きまとうようだ。
膜により保護されているため元来は混じることのない空気や外の物質(細菌やゴミなど)が触れることにより起こる感染リスクがあげられる。そのため、早期に抗生物質や点滴などが行われ、傷の状態や程度によって手術をするか保存(手術をしない)するかの判断がなされるようだ。
後遺症としてはやはり失明の可能性が高いようで、手術自体も難しいとのこと。状態によって手術内容は様々で内容物が出ている場合はその処置が最優先で、その後に破れた膜を縫い合わせる縫合術が行われるそうだ。
その後は僕の専門分野であるリハビリも場合によっては行われるだろう。主に、眼輪筋のトレーニングや目のピント調整機能を再生するためのリハビリだ。僕も人生初のリハビリは目の骨折後の後遺症で起きた「複視(物が二重に見える)」を治すために行ったプログラムだったなーと今になって思い出した。
眼球破裂の原因と予防法
眼球破裂は目に強い外力が加わることで起こる外傷であることは前に説明したが、目を直に受傷する以外の原因となる事柄が交通事故やスポーツによる頭部打撲などである。強い衝撃が間接的に目に到達した場合にも受傷しうる可能性があるということだ。
予防法としては、目を保護するためのサングラスやメガネ、頭部を守るヘルメットの着用をすることで事故を未然に防ぐことができる。
おわりに
今回の事故を機に僕の知識もまた一つ増えました。気になることがあればまた勉強がてら記事にします。他の怪我や病気などもそうですが、僕が常識と思っていることも通用しないことがあるので面白いネタがあったら書いていこうと思います。
例えば「捻挫の90%以上の人が足首を内側にひねる理由」とか、、、。
最後までお読みいただきありがとうございました!お役に立てばいつものシェアをお願いします^^
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